#2.母の双極性障害はいったん落ち着き、洋画にはまる中学、古い日本映画にはまる”枯れた”高校時代を送る。
近親者メンタルこじらせ男の2回目の投稿です。
この記事は自分のバックボーンになった育成状況の説明。
映画興味ない人は全く面白くないことをご了承ください。
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さて、母のメンタルこじらせで強制入院となり、約一年後退院。
通院しやすいように少し都会よりに引っ越し、転校となりました。
洋画にはまった中学時代。
野球少年でしたが、うまくはなかったですね。補欠だったし。
何のきっかけかわかりませんが、すごく洋楽にはまっていた中学生でした。
ジュラシックパークとか、スターウオーズリメイクとか、ミッションインポッシブル、インデペンデンス・デイ、もののけ姫とかのころ。
なんか今改めてラインナップ見ると、その時代ってすごい映画のいい時代じゃない!?
だけど近くに映画館無くてね。
新作映画見るために、友達と20㎞離れた映画館に自転車で月に2回は通ってましたね。自転車で観に行った映画を、親と一緒にまた観に行くとかね。
映画館のおばちゃんと顔見知りになって、たまにグッズとかくれたのスゴイうれしかったな~!
家でもテレビで見たい映画があると、VHSに全部とっとくの。
中学生に印刷技術ないもんだから、VHSのタイトルを書くシールに手書きで映画タイトル書くんだけど、汚い字で残すの嫌だから、一文字ずつ明朝体になるように時間かけて作ってた。授業中に。
映画のVHSを増やすのが趣味だったな。コレクター精神はそこから始まってる。
その時はアクション系が好きでね。シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリス、スティーブン・セガール、ニコラス・ケイジとかの出てる作品は見まくってたね。
卒業目前は学級委員長だったんだけど、みんなでタイムカプセル埋めようって日に、さぼって映画観に行ってた(笑)
高校時代はおとなしめ。邦画にはまる。
高校受験に失敗し、押さえで合格したスポーツのイメージが強い高校に。
部活はやってない。
おとなしい方だった。
高校まで20㎞はあるんだけど、毎日片道1時間かけて自転車で通ってた。
そして、学校帰りにビデオレンタルショップに寄るわけですよ。
その頃はもうすでに旧作100円だったので何個も借りれた!
割とメジャーな作品制覇したので、どんどん古いのに行くわけですよ。
アメリカンニューシネマとか、サイレントまで。
戦前生まれが選ぶ、映画100選みたいな本を持ってて、片っ端から見まくった。
その時は日本映画に興味なくて、むしろ日本人の映画なんてダセー!って思ってたくらい。
だけどその本で黒澤明監督の「七人の侍」が17位くらいにあるのね。
ちなみにその本での1位は、「天井桟敷の人々」2位は「第三の男」だったかな?「戦艦ポチョムキン」とかも高順位にいた。
監督ではミーハーだけどスタンリー・キューブリック監督が好きだったな。3時間とか長い作品を好んで観てた。ウイリアムワイラー監督の「ベン・ハー」とかも好き。
そんな長い作品を見慣れていたのもあって、長い作品である「七人の侍」(約3時間半)に興味をもって観てみたんですよ。
もう、ドはまりしたね!黒澤明スゲエ!志村喬スゲエ!三船敏郎スゲエ!宮口誠二かっけえ!
ちょうどその頃、BS放送で黒澤明作品全放送って企画があったのよ。
録画器が地上波チューナーしかなかったので、BSチューナー内蔵のビデオデッキをお年玉の残りはたいて買ったよね(笑)
もう全作品イッキ観!高校1年生にして(笑)
もうそこからは日本映画にはまってしまって、小津安二郎、成瀬巳喜男とか観てた。
もうそこからはとことんマニアックに行ってしまって、小津に影響を受けたヴィム・ヴェンダース監督、三船敏郎が出ていた「1941」とかまで手を出していました。
前記の映画100選の本で97位くらいだったかな?「ブルース・ブラザーズ」という映画も観たわけですが、そこから趣味の方向性が一気に変わって長編になりそうなのでそれは別のお話で。
とにかく、日本を代表する昔の映画監督作品はかなり観てて、もうその時代の俳優はほとんど顔と名前一致してたのね。
そこから満を持して、「男はつらいよ」の登場ですよ。
国民的映画~!?くだらん内容だろ!?低レベルなコメディなんだろ!?って先入観がありました。
しかし、よく調べるとそうそうたる俳優陣!
初期作品を観たわけですよ!もうね、笠智衆はいるし、志村喬も出てくるし、何より内容が面白い!渥美清から目が放せない!
4作品目のハワイに行ったふりするところとか、めっちゃくちゃ笑った!
やばい!中毒性ありすぎ!
しかも、通ってた大きいビデオレンタルショップには、なんと、前身のテレビドラマ版もあるではないですか!
佐藤 蛾次郎が相棒のやつ!蛇にかまれて死んじゃうやつ!
もうね、高校生でそこまで観てるって自分でもおかしいってのは十分わかってた。
全作品を見終わるのに1か月もかかってません!
休みの日は、朝から晩まで一日中「男はつらいよ」を観てて、結果6作品も観ていたということがある。
「みすけろう」の映画遍歴は次回も続きます!